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ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱つき》[バイロイトの第9/第2世代復刻]ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱つき》[バイロイトの第9/第2世代復刻]
フルトヴェングラー(ウィルヘルム)
delta classics
発売日 2006-11-25




鮮やかに蘇る名演奏 2009-09-02
演奏内容に関しては語りつくされているので、音質についてのみ書きます。


今までは謎のワゴンセールとEMIのブライトクランク版のCDを聴いてきました。演奏が素晴らしいのは肌で感じ取れましたが、いかんせん音が・・・。ホールの外に漏れ聞こえてくるようなもこもこした音で、音の内部もスカスカの印象でした。しかも、木管の長いフレーズなど、マスターテープが劣化しているのか、にょにょ〜、と不安定で、所詮「名演の記録」でしかないと思っていました。


今回このCDを聴いて驚きました。音のなんと新鮮なことでしょう!やっとホールの中に入れた感じです。弦や管の出だしのアタックも明瞭で、音の厚みも申し分なく、それでいて決してぼやけた音になっていません。内声部までしっかり聞こえるので、スケールの大きな演奏に聴こえます。最後なども、今までは音が鳴りきっていないように思っていましたが、ちゃんと鳴っていることを発見しました。


さすがに最新のデジタル録音にはかなわないと思いますが、十分に芸術として鑑賞しうるレベルにあると思います。バイロイトの第九の好きな方は買う価値ありと思います。


なお、私はモノラルの中央に凝縮した狭い音場が苦手なのですが、擬似ステレオではないにもかかわらず、このCDの音には広がりも感じ、聴きはじめて数十秒もたつとモノラルであることが気にならなくなりました。


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