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ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1~4番ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1~4番
アシュケナージ(ウラジミール)
ユニバーサルクラシック
発売日 1995-08-02


ロシアの哀愁の世界をたっぷりと堪能できる好ディスクである。現代のピアノ界でアシュケナージほどまろやかでたっぷりとした憂いを含んだ美音を持つピアニストはいない。とりわけ同郷の作曲家ラフマニノフの作品は得意中の得意であり、右に出る者はいない。特に協奏曲はたびたびレコーディングが繰り返されてきた。
本ディスクはアシュケナージの技巧が最も冴えに冴えていた33歳のときのもの。「逢引き」「7年目の浮気」といった映画に使用された甘美きわまりない第2番、「シャイン」で主人公が演奏する劇的な第3番。この2曲は大変ポピュラーな名曲だが、第1番と第4番もそれに劣らず見事な作品である。アシュケナージは、誇張のない抑制された非常に優れたバランス感覚をもって、緻密にラフマニノフの抒情を描き出している。アシュケナージのこれは大変優れた特徴でもあるのだが、この緻密さが結果的に音楽の全体像を、圧倒的に巨大なスケールあるものと化していく。指揮のプレヴィンもまた、ラフマニノフを最も得意とし、ここでもそんなアシュケナージにぴったりと寄り添った完璧なサポートぶりを発揮している。
単に感傷のみにとどまらない、極上の香気を漂わせたラフマニノフの心からの歌を満喫できるディスクである。(林田直樹)

端正であり、情熱的であり 2006-12-11
かつてのピアノ少女にとっては、

アシュケナージといえば、ショパンでした。

熱狂的なクラシックファンからすれば、邪道かもしれませんが、

昨今話題の「のだめカンタービレ」でラフマニノフを聞こうとして

チョイスしたのは、やはりアシュケナージでした。

某女性誌で、「アメリカのお金持ちのマダムがメロメロになりそう」との

安い評価を受けた本作ですが、その文に憤慨しそうになるほど、

端正で、格調高いラフマニノフは、毎日愛聴する作品となっています。

理屈ぬきに美しく、心を昂ぶらせ、ゆすられる思いのする作品です。



素晴らしい!


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